肘の痛み・手の痛み
症状
肘の周辺、手指を含めた手の周辺の痛みです。
よくある症状として、
- ヤカンを持つと肘の外側が痛い
- 雑巾を絞ると肘の外側が痛い
- 物を掴む、握ると肘の内側もしくは外側が痛い
- 肘を伸ばし切ると肘の前面もしくは後面が痛い
- 肘が伸ばしきれない、曲げきれない
- 転倒して手をついてから手首の外側が痛い
- 育児で赤ちゃんを抱っこしたり、入浴させていると親指の付け根が痛い
- 指を曲げると引っかかり、伸ばそうとするとバチンと弾けるように伸びる
などがあります。
症状が強くなると使っていなくてもズキズキするような痛みを感じたりします。
原因
肘の痛みや手の痛みの原因はオーバーユース(使い過ぎ)や外傷が原因になる事が多いです。
指や手首、肘を動かす筋肉は肘の内側、外側に付着するものが多く、手指や手首の使いすぎは肘の痛みの原因になります。
また肘はテニスやゴルフ、野球で傷める事も多く、テニス肘やゴルフ肘、野球肘と呼ばれています。
手首は、転倒して手をついて傷めたり、手指や手首の使いすぎが痛みの原因になります。
育児中は、親指を酷使することで親指の付け根や手首の親指側に痛みが起こることが多いです。
手指の曲げ伸ばしで、バチンと引っかかる状態はバネ指といい、手指の使いすぎによる炎症で起こることが多いです。
肘や手の主な痛みの原因には
- 上腕骨外側上顆炎(テニス肘)
- 上腕骨内側上顆炎(ゴルフ肘)
- 腱鞘炎
- バネ指
- ドケルバン病
などがあります。
予防と対策
肘から先の筋肉の柔軟性を維持し、筋肉が傷みにくい状態を作る事が大切です。
特にお仕事などで手をよく使われる方は、毎日のケアが大切になります。
肘から先の筋肉はあまり疲労を感じる所ではありませんので、疲労を感じてなくても積極的にストレッチや有酸素運動(ウォーキング、ジョギング)などを行いましょう。
もしもテニス肘やゴルフ肘、腱鞘炎、バネ指になってしまったら、積極的に休養する事が大切です。
やると痛いけど、と言ってズルズル、スポーツやお仕事を行っていると、肘、指、手首の痛みは慢性化していき非常に治りにくくなります。
施術を受ける
・お仕事などで手を使う事をやめる事ができない
・運動が苦手でストレスや有酸素運動ができない
・手も使わないようにしたし、運動もしてるのに改善しない
などの場合は、プロの施術を受ける事をおすすめします。
施術ではしっかりと筋肉をゆるめ、筋肉の血液の流れを改善し、炎症物質を排出し、栄養ある血液を送り込む事を目標にします。
しかし使い痛みに関しては、どれだけ施術を行っても、何度も何度も炎症を起こすような動作を行っていては改善しません。
肘や手首、手指の痛みに関しては「休養」が大切になってきます。
しっかりと休養を取り、筋肉、筋膜の施術を行う事で、改善までの期間の短縮を目指します。